12/29/2010

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先日、高木正勝さんのソロコンサート『Ymene』にいきました。

まずその前に、東京都現代美術館の展示『トランスフォーメーション』で高木さんの作品に衝撃を受けたのでした。

自分の魂を持っていかれてしまい、もうなんと言葉にしたらよいのかわからないのですが、人のもつ根源的な記憶の部分に触れていて、揺さぶられて、洗い流される感覚。なんだか涙がでそうになったり、どきどきしてきて、自分が死んでしまったと思いました。しかし、死は怖くなく、むしろ安堵感のあるものとして感じられました。

それからというもの『或る音楽』DVDや、youtubeなどで観ています。そんな流れだったのです。

「神秘性とホラーは紙一重」と本人のツイートにありましたが、映像作品は不思議さと怖さもあるが、それが生を際立たせ、身体に訴えかけてきます。それがとても心地よかったライヴでした。

動画で「tidal」と「girls」が聴けます。



空間としては、壁一面の巨大プロジェクションと大音量スピーカーによる映像。
すごく集中して受容できる場となっていました。夜の野外も良さそうです。
HITSPAPERのインタビューなどでよかったら補足してください。とてもわかりやすいです。