8/01/2012

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イサム・ノグチ庭園美術館。
香川に行くならば、必ず訪れた方がいいと伝えている。
ここの凛とした空気は一度体験して頂きたい。

アトリエの裏には彼の作った山がある。この写真の岩はその山から流れている見立ての川だ。

山の写真集って何かある?と聞かれて思い出したのがこれぐらいだったのだけど、いいよね。




NYにもあるイサム・ノグチ庭園美術館。
これはこれでパリッとした感じでした。
とてもラフ。

ここじゃないが、札幌のモエレ沼公園もスケールが大きくて楽しい。
モエレ沼行きバスに乗ると外国の方々も多くて、田舎にそぐわない不思議な光景に立ち会えた。
確かあの時も8月だった気がする。

7/25/2012

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川内倫子展「照度 あめつち 影を見る」をみました。


———川内倫子は、私的な日常光景を切り取り、つなぎあわせ、普遍的な生命の輝きへと昇華させる写真表現によって同時代の高い評価を獲得してきました。特定の時間や場所を記録する写真の束縛から解き放たれた瞬間瞬間の光景には、光と闇、生と死、過去と現在が交錯し、容易に言葉に置き換えることのできないイメージの純粋さは、見る者のさまざまな記憶や感情を呼び覚まします。(東京都写真美術館より)


個人的に感銘を受けたのは映像です。2つの同じ映像を時間をずらし、プロジェクターで映しだした空間がありました。互いに、本来であれば関係のない事象の映像です。しかし、どこか共通するように記憶でつながっていて、見る人に懐かしいような気づきであったり、感動をもたらしてくれます。
偶然性から作品ができているというのも、そのときでないとありえない組み合わせであり、奇跡は日常に起きていて、自分の視点の編集次第であると軽やかに思えました。


昨年、FOILからだされたIlluminance(イルミナンス)という写真集がお勧めです。空間でみれることがいちばん体感できてよいかもしれませんが、本の量と質が手にとった時にちょうどよいと感じました。



それともうひとつ。
映画「おおかみこどもの雨と雪」をみました。


高木正勝の音楽に前半から涙腺やられました。まったくもって高木正勝をもっと劇場で聴きたいです。
クライマックスにかけての加速感と、ラストのシーンは何度みても感涙です。
と書くとしょぼく感じますが。
意思決定に責任を持ちたいと思いました。

5/07/2012

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トンネル抜けまくり。

風が騒ぐ夜はうちに帰りたくないよ。



4/09/2012

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落書き 12.04.09


よく鑑賞者を鑑賞します。
たいていの人は他の事を考えながら観ていて、感じようっていう精神でいられる人はわりと少数派だ。

そこに優劣はないけど、見つめることで何か思い出したり、懐かしい未来のような感覚を受信できたのであれば、それは小さな奇跡が起こったといっていいと思います。
みただけでそうなってしまう事はそんなにある事じゃない。
きっと少数派は奇跡を体験した人のはずで、それを求めているのでしょう。

でも、求めている時には本当に出会わなかったりして。

忘れてもいいやぐらいで、そんな距離でいると意外とさくっと出会ったりする。
なんかそういう「その時だから良く思えた」みたいなレア感ってずっと覚えている不思議。

3/31/2012

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お茶を飲みつつ人と話すような時の気持ちと、
例えば業務的な振る舞いで効率化に励む差を考えると
前者にはその時間がその人に響くようになって、後者には未来はない気がする。

鑑賞や制作はそんなある種の絶望を変える為の調律なんだろうと思う。

私の調律は、私の調律。あなたの調律は、あなたの。
それを見せ合いっこすることが贈与でもあり、交易でもあり、生きている事を意識させるのに繋がるんじゃなかろうか。

私はどっしりと構えた古びた木のテーブルに、どっしりと座り、またなにかに思い耽るのだ。

本日、風と桜の芽吹きが春の訪れを教えてくれた。
この湿度に希望が湧いてくる。

明日は4月で、どんな嘘たらしめてやろうか、と思う一日です。

3/18/2012

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蓮沼ライブはいいですねとても。
音は中心で、お客はどこからでも聴けるスタイル。
意図的に垣根を崩すところに、空間的興味が湧いてきます。
まだ2、3回しかライブには行ってないですが機会があればまた行きたいです。

3月も過ぎようとしていて地震から一年。
それぞれ人生における考える時期にあったのではないかなぁと思えるようになって、
やっと新年迎えたという気持ちです。
自分の弱点もわかったし、その部分は+何かしらでサポートするといい。
そんなことで透明人間を横につけて、過ごしてみようと思う訳です。

3/03/2012

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川島小鳥ジャケも素晴らしいが、平賀さち枝「江ノ島」PVがいいです。
出かける前にこの曲を聴く。

ここ最近リリースされる若い人たちの音楽も、緩やかさみたいなのがいいなぁと思う。
普通なんだけども、そこにあるところから発展させて作品になっているものっていうのかな。

では、出かけます。

2/17/2012

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どんとの息子ラキタくん。

ラキタの曲を聴いてると「退屈知らずは君のおかげかも」とか、「俺によく似てる裸のままの子」とか詩の世界観にあぁそうだよなぁという共感持ちつつ、山も川も海もでてきて楽しい。
ライブも観客の方が照れ笑いをしてしまうような不思議なステージでした。
ただ新しいだけじゃなくて、世代を代表するような存在感として僕の目には映りました。
なので今月はラキタ押しまくりです。

2/14/2012

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オラファー・エリアソン 「スペース・イズ・プロセス」




昔、オラファー・エリアソンの展覧会を原美術館で観て衝撃を受け、光の世界に興味を持ちました。
霧に光が照射され、ゆらゆらと虹が浮かんでいて、みていると霧の放出がストップされてゆっくり姿を消してしまう。そんな作品でした。

その後も、NYのPS1や豊島でも体験しましたが、みるたびに知覚が刺激される事がとても気持ちいい。

そんな事で非常に気になってます。
気付いたのが遅かった。
仕事で観に行けないかもしれないのでトレイラーを観まくります。

行ける人はゼヒ、ユーロスペースへ。http://www.tnlf.jp/index.html